【帆布の歴史】その1  帆布発祥と工楽松右衛門

帆布の発祥は、古代エジプトまで遡り、船の帆として使われた亜麻帆布が始まりだと言われている。耐久性に優れた布は、ミイラの巻き布にも使われていたという。

日本では18世紀に船の船頭であった工楽松右衛門が速い船をつくるため、良い帆の発明に没頭し、これまでの綿織物を綿帆布へと発展させていったのが始まり。綿帆布は江戸と大阪の航路をさらに発展させる発明品となり、たちまち全国へと広まっていくことになる。

工楽松右衛門は長男として1743年に高砂町東宮町で生まれ、15歳で高砂を離れた後、兵庫の港で船乗りになり、港から港へと様々な物を運ぶ仕事に就く。生涯の中で、海に関するもの、防波堤改修、港の整備など、様々な事業を行った。帆布の開発もその中の一つ。

現在では生産が移り、日本国内の帆布の約7割は、岡山県倉敷市で生産されている。この地域は、古くは綿花の栽培が盛んで、木綿糸をよる技術があったからだ。

写真は撚糸工程の写真、糸を撚り合せることで強靭な織物を実現した。

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