帆布のお手入

帆布との付き合い方は人それぞれ。思い思いの使い方ができる懐の深さも帆布の魅力のひとつです。最初は硬くてごわついた印象の生地も使い続けるうちに柔らかくなり風合いが増してくる。そういう時間とともに変化する味わいをゆっくり楽しみたくて、お手入れにこだわりをお持ちの方もいるのだそうです。帆布をお使いいただいている皆様が末長くご愛用いただけますよう、基本的なお手入れ方法をまとめてご紹介いたします。

 

使いになる

購入したばかりの帆布。なるべく綺麗に使いたいという方は、ご使用になる前に布用の防水スプレーをかけておくことで、雨による型崩れやシミを防ぐことができます。さらに、汚れの防止にもなってとても便利。(必ず、目立たない箇所に少量をスプレーして異常がないことを確認してから行ってください。)逆に、風合いをより楽しみたいという方は、スプレーをかけると生地の表面をコーティングしてしまうので使わないほうがおすすめです。

 

日々のお手入

バッグをお使いになった日は、一日の終わりに毛先の柔らかい洋服ブラシや乾いた布などで表面をさっと払ってください。ほこりやちょっとした汚れはこれだけでOK。汚れの跡がついてしまった場合でも、白い消しゴムで軽くこするだけで大抵の汚れは落とすことができます。このとき、強くこすりすぎると色落ちの原因になりますのでご注意ください。

 

れて/カビてしまったら

■濡れてしまった
急な雨に降られて、カバンが濡れてしまった、そんな時はきちんとお手入れしてあげてください。もしカバンの一部だけ濡れたままになっていると輪染みのように跡が残ってしまうことも。

■カビてしまった
かたく絞った濡れたタオルで優しく拭いて、汚れを落としてあげましょう。拭き終わった後、濡れたままにするとまたカビが発生する原因になります。きちんと乾燥させてあげてください。ただ汚れがひどく、拭いてしまうことでかえって範囲を広げてしまいそうな場合は、すぐにクリーニング専門店に相談することをおすすめします。

 

れが目立ってきたら

汚れが気になってきたら、水で薄めた中性洗剤を布に含ませて汚れた部分を叩くように拭き取ります。汚れがとれたら固めに絞った布で水拭きした後、風通しの良い場所で陰干ししてください。丸洗いは色落ちや型崩れの原因になるのでなるべく避けたほうがおすすめ。どうしても汚れが落ちない場合は、洗面器にぬるま湯と中性洗剤を入れて優しく押し洗いしてください。

 

れがつきやすい箇所

トートバッグなどをお使いいただいていると、特に汚れがつきやすいのが「持ち手」です。この部分の汚れにはご家庭でお使いの「固形石鹸」が効果的。汚れている箇所を水で濡らして石鹸を塗り、使い古しの歯ブラシなどで軽くこすってください。その後、乾いたタオルで水気を拭き取ってから陰干しします。

 

下準備:まずブラシで優しく汚れを払い、チャックに付属しているレザー飾りはあらかじめ取り外します。

  1. ①桶に水を張り、専用の洗剤を入れてかき混ぜます。この時水の温度は30度くらい。※水温が高い方が洗剤は溶けやすく、汚れ落ちも良くなります。一方で水の温度が高すぎると、布が縮んでしまったり、色落ちの可能性が上がってしまうので要注意。
  2. ②洗剤を溶かした水に、カバンをゆっくり沈め、両手で上から優しく押し洗いします。
  3. ③数分ほど押し洗いし、水が濁らなくなったら、綺麗な水・ぬるま湯で泡が出なくなるまで、しっかりすすいでください。
  4. ④水気を軽く切り、タオル等で上から押さえながらシワを伸ばしつつ、水分を取ってあげましょう。※脱水機を使う際はかけすぎにご注意ください。シワの原因になります。
  5. ⑤直射日光の当たらない、通気性の良い場所で乾燥させてください。※濡れたままの状態で放置すると、カビが発生する恐れがあります。

 

帆布保管方法

使いこむことで劣化するのではなく、味わいが増すのが帆布の良いところ。皆様もぜひ、使うほどに変化していく帆布の風合いを楽しみください。適度に使ってあげることでカビの発生を防ぐ効果も期待できます。一方であまり使わないカバンなどはホコリを防ぐために、不織布の袋に入れて、湿気の少ない風通しの良い場所に保管してあげてください

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